アニメ『かぐや様は告らせたい』の12話のシリアスな場面から
「希望と絶望」と「感情の波」について見ていきます。
ちょっと前の「傷つかない人生は幸せなの?」という記事でも触れているんですが、
せっかくなので再度テーマとして取り上げます。
前に書いた記事はこちら。

かぐや様の希望と絶望
ラブコメとはいえ、コメディ要素の方が強かった「かぐや様は告らせたい」ですが、
終盤でシリアスな場面も出てきました。
今回の12話は希望からいきなり絶望に叩き落とされましたから…。
今まで窓の中からしか花火を見ておらず、
会長達と憧れていた大きな花火を見に行くことにワクワクしていたかぐや様。
もうワクワクしすぎて目が輝いています。

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
本当につまらない夏休みだったけれども、
この花火をみんあと見に行けることで全部ひっくるめて今回の夏休みを好きになれると思う、
なんて思っていたかぐや様。

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
そこにまさかの外出禁止令により、
希望から一気に絶望へ…。

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
闇落ちしてしまいそうなシリアスな状況。
かぐや様(みんなに会いたい…)

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
かぐや様(知らないままでいればよかった。何も知らなければ…いつもどおりの夏が…こんなに苦しいと気付かずに済んだのに)

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
昔は「氷」のように冷たく誰とも関わらないような人でしたからね、かぐや様は。
今はアホの子のようになっていますが、
当時の氷時代のように誰とも関わらなければ苦しい思いなどせずに済んだと考えてしまうほどの苦しさ。
青春時代って多くの人がこういう苦しみにとらわれたことがあるんじゃないかな、
って思っています。
「相手を好きにならなければ、こんなに苦しい思いをしなくて済んだのに」
と恋愛相談でよく聞きましたから。
でも、こういう経験をし乗り越えることで、
一回り成長することができますよね。
かぐや様はこの苦しみを耐えて乗り越えようとしています。
かぐや様(だけど…だけど大丈夫。夏は必ず終わる…大丈夫…大丈夫)

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
かぐや様(大丈夫…)

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
かぐや様が消えた場面。
花火大会を諦めたことを感じさせる辛い場面…。
かぐや様「大丈夫…」

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
もう無理に「大丈夫」と言い聞かせているところが痛々しいです…。
大丈夫とは言い聞かせつつも…

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』12話/dアニメからキャプチャ
やっぱり「みんなと花火が見たい」と願うかぐや様。
かぐや様はツイートできる精神状態でもなさそうだし、
描写からしても早坂さんが気持ちを代弁してツイートしていたようでした。
花火をずっと楽しみにしていた状態から、
一気に絶望に叩き落とされたかぐや様。
というわけで、今回のテーマは「希望と絶望」から見る感情の波についてです。
楽しいと苦しいは表裏一体
冒頭でも貼り付けた記事リンクでも使用した波の図を今回も使用します。

感情の振れ幅
昔の氷バージョンのかぐや様の感情はほぼ動くことがなかったでしょうから、
以下のようなものだったかと思います。

マイナスの感情もあまりないから、プラスの感情も出てこない。
逆にプラスの感情もあまりないから、マイナスの感情も出てこない。
こんなあまり振れ幅のない感情の波だったかと。
ですが、今のかぐや様は結構感情豊かなので、
以下のように波に振れ幅が出ているかと思います。

白銀会長が思い通りに動いてくれないことにヤキモキしながらも、
一つひとつの言動に心を動かされる日々。
苦しいという想いがある反面、
白銀会長の行動によって本当に嬉しそうにする場面もありました。
氷の時のかぐや様と比べて、
プラスにもマイナスにも振れ幅が大きくなっているんですよね。
そして、そんな状態だからこそ、
(知らないままでいればよかった。何も知らなければ…いつもどおりの夏が…こんなに苦しいと気付かずに済んだのに)
なんて塞ぎ込んでしまいそうになってしまうものです。
マイナスの感情によって塞ぎ込んでしまった時が人生の分かれ道
こういう風に塞ぎ込んでしまうことって
青春時代に結構あったんじゃないでしょうか?
僕も小学校の頃好きだった人に対して、
仲良くしているときだったり、嫉妬しているときだったり…
嫉妬している時ってものすごく苦しかったりするから、
「好きにならないほうが良かった」
なんて悩んでしまったりするんですよね(´▽`;)ゞ
仲良くしている時はものすごく楽しいけど、
他の男の子と自分以上に仲良くしているのを見ると、心が痛く、
「好きにならなければこんな想いにならなくて済んだのに…」と。
友達と喧嘩して辛くなって、
「こんなことなら友達なんて作らなければ良かった」
って思う人もいますよね。
まさにこのお話のかぐや様状態です。
こういうマイナスの感情で塞ぎ込んでしまった時って
これからの人生の分かれ道だと思うんですよ。
辛い思いはもう嫌だ…と実際に思い、
人と関わることをやめてしまうこともあります。
人と関わることをやめれば傷つくことも確かに少なくなるんですよね。
ただ、その分楽しさも激減してしまいます。
僕も人に疲れて
「アニメやマンガだけで生きていれば幸せ」
なんて思っていた時期がありましたが、
アニメやマンガだけだと面白みに欠けてくるんですよ…。
アニメやマンガを観たらやっぱり誰かとその話をしたくなるんです。
ここで
「やっぱり人と話すことが楽しいから、塞ぎ込むのはやめよう」と考えるか、
「いや、でも人と関わるくらいなら今のままでも良い」と考えて塞ぎ込むかで
進む道が変わってきます。
これは自分自身の考え方なので、
波の振れ幅が小さいでも振れ幅が大きい人生でも
どちらでも良いと思うんですよ。
僕は波の振れ幅が小さい人生は耐えられなかったから、
振れ幅が大きい人生に戻ってきましたけど、
耐えられるなら振れ幅が小さい人生でもいいんじゃないかなって。
感じ方は人それぞれなので。
ただ、僕としては辛い、苦しいと思ってやった後に待っている喜びというのも
また良いものだなぁ、なんて思っています。
このサイトやTwitterだとまだそこまで認知されていないのでコメントとかはほぼないですが、
別で運営しているコメントがは入るサイトだと暴言もあったりするんですよね(´▽`;)ゞ
でも、その分、嬉しいコメントもあるので、
サイト運営というのは楽しいと思うことができています。
コメント閉鎖という手段もあるんですけど、
それだと辛い想いがない分、喜びもないんですよね。
そもそも辛いコメントからも学べることがあるとか、
そういう風に考え方を変えてみると、
そういうコメントも面白く見えてきたりしますしね。
そういう風に辛いコメントからもエネルギーをもらって
それをうまく活用していくことができれば、
波の振れ幅だけでなく、波長も短くできるんじゃないかなって思います。
こんな感じで。

波の振れ幅と長さ
波長を短くすると何が良いかって、
辛いことからすぐに立ち直れるだけでなく、
それをエネルギーとしてプラスに変えられることなんですよね。
だから、辛いことでも考え方を変えてプラスに持っていける人って
波長が短く何度も何度もマイナスとプラスをいったりきたりすることができるから、
幸福度って自然と上がっていくと思うんですよ。
辛いことを修行とかチャンスとか思うように考え方を変えられれば、
辛いというエネルギーをすぐにプラスのエネルギーに変えることができます。
辛い時間が短ければ、それだけでも幸福度って高いものですよね?
もちろん、波長としては上記のようにキレイなものになるわけではないですが、
大きく結果を出している人って、
波に波長が短く、振れ幅がものすごく大きい人だと思っています。
波長が短いということはたくさん行動しているということ、
振れ幅が大きいということは、それほど大変なことをやり、
そこに達成感を感じているということ。
結果を出している人を見ると行動力がものすごく、
「え?この短期間でそれやるの!?」
みたいなことを平気でやるので
波の振れ幅と波長の短さを感じますね。
感情の波の振れ幅と長さを意識して
回転数を増やしていくように行動してみるのも面白いと思いますよ。
ただ、個人的にはとりあえず、
感情がマイナスに触れた時にすぐに立て直せるような考え方が身につけば
それだけでも辛くなる期間が減り、幸福度が上がるので、
そういう考え方を身に着けることに集中してもいいのかな~、
なんて思っています。
改善していくのは一気に行うよりも
一個一個改善していった方が良いですから(´▽`;)ゞ
ということで、このブログやTwitterだと結構考え方や心理といったところにフォーカスして
僕の頭の中を吐き出しながら書いていたりします。
少しでも楽しんでもらい、プラスになる情報だと思ってもらえたら幸いです(*ノ∀`*)
まとめ
以上、かぐや様の「希望と絶望」から感情の波を見ていきました。
「かぐや様は告らせたい」の最終話である12話は
初めから見ていて辛いものがありましたね…。
それでは、今回のまとめです。
- マイナスの感情によって塞ぎ込んでしまった時が人生の分かれ道
- 辛い時間が短ければ、それだけでも幸福度は高くなる
- 辛いことでも考え方を変えることで、辛い時間を短くできるから考えを変えるスキルを身に着けることは大切
- 結果を出している人は感情の波の振れ幅は大きく(大変なことをやっている)、波長は短い(ものすごく行動している)
辛いことでも別の見方に変えられるスキルって大事ですよね。
ということで、今回は以上となります。
ありがとうございました!
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